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全国裂織ニュース19号
心いっぱいのアート展 |
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工房「手と手」は知的障害をもつ人たちの仕事の場です。18年続いてきた親子工芸教室を引き継いで2001年に発足しました。手織り、手染めなどの創作活動を仕事としています。教室で手織りを始めた頃は親が経糸をかけ、子どもが織れるようになれればどんなにいいだろうと思っていました。試行錯誤の連続でしたが、褒めることで意欲を育て、配色を本人に任せることで創作者としての達成感を持ってもらい、繰り返すことで技術を磨き、続けることの中から指導法も確立してきました。現在工房では新人も含め全員が経糸をかけることから始め、ほとんどの人が少しの手助けや声がけがあれば全部自分でするようになり、初期のころには想像もしなかった作品ができるようになりました。時には驚くほど美しいものや魅力的なものが織り上がります。因みに第2回全国裂織展ではタピストリー「大地」が入選させて頂きました。 知的な面でハンディを持っている人たちは一般社会で仕事をしてゆくのが難しいことが多いのですが、素直さ、優しさ、繊細さ、根気強さなどに加え常識に左右されない豊かな感性を持ち続けている人が大勢います。日々の作業を作品につなげるには繰り返しの練習が欠かせませんが、根気よく楽しみながら続けている姿に心強さを感じる毎日です。個性を大切にし、その人に合った方法を工夫し積み重ねることで、持てる力を発揮し、オリジナルな作品を生み出して社会との繋がりを確かなものにしてゆきたいと思っています。今回は初期のたどたどしい作品や手染め、練習中の刺し子も一緒に展示します。ぜひお出かけ下さり、この人たちの限りない可能性をご理解いただけましたら幸いです。
(会員:工房「手と手」代表 東京) |