第3回全国裂織展審査結果

羽嶋芳子氏「秋」服(重ね着)【裂織作品部門】が大賞受賞

 2005年8月3日、東京上野広小路のきもの美術館において、審査員長富山弘基氏(染織と生活社取締役)、審査員は中野恵美子氏(東京造形大学教授)、御病気の舟迫正氏に替わって高野容子氏(暮しの手帖編集長)、深堀 習氏(全国裂織協会理事長)により、公募展第3回全国裂織展の審査が行われた。応募申込数は320点であったが、出品数は309点。出品段階での部門変更も24点あり、その半数はタペストリー、額絵の(3)美術工芸部門から(2)裂織作品部門への変更。その逆、(2)裂織作品部門から(3)美術工芸部門への変更は7点であった。
 今回は特に出品数の6割を占める裂織作品部門での質、量ともに充実している事が印象的であった。身につけるものは30点増え、洋服類は多種多様に展開し、バッグや帯も数・質ともに大きくレベルアップしている。こうした背景から、大賞がこの部門から選ばれた。賞の数は、各部門の出品数に応じて調整され、審査員賞で美術工芸部門が補われる結果となった。入選、入賞の結果は以下の通りとなった。

 入賞者の声は「裂織ニュース14号」に掲載されています。

入賞作品

氏名
(敬称略)
種目
題 名
第3回全国裂織展 大賞
大賞 羽嶋 芳子 服(重ね着)
伝統継承部門
優秀賞 石橋 稔子 敷物 望郷
奨励賞 岡田 くに子 コタツがけ ぬくもり
裂織作品部門
優秀賞 佐藤 秀子 二部式着物 着物・バッグ・草履3点セット
佳賞 松居 富子 ツーピース 軽やかなツーピース
佳賞 中塚 由美子 コート オーバーコート
佳賞 奥寺 梅子 コタツがけ
佳賞 安達 聖子 バッグ 経緯(たてよこ)裂き糸織りバッグ
奨励賞 成宮 けい湖 タベストリ 源氏物語
審査員賞 葛籠貫 佳子 バッグ 出会いPartII八ヶ岳にて
美術工芸部門
優秀賞 永原 智恵子 タベストリ みらいの平和
佳賞 小林 サダ タベストリ 白川郷
佳賞 西本 和枝 タベストリ 幻想
奨励賞 本間 文子 タベストリ 軌跡
審査員賞 野中 ひろみ タベストリ 遙かより05.II
審査員賞 木下 紀子 タベストリ 清流(せいりゅう)
審査員賞 天野 弥生 タベストリ ゆずりは

入選作品データ

応募申込数
出品数
入選
選外
伝統継承部門
12
11
3.6%
9
81.8%
2
18.2%
裂織作品部門
191
192
62.1%
149
77.6%
43
22.4%
美術工芸部門
117
106
34.3%
78
73.6%
28
26.4%
合  計
320
309
236
76.4%
73
23.6%

出品数欄の%は部門の割合、入選・選外欄の%は入選・選外の割合

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